小さいときから小正月、14日の日には小豆粥を食べさせられた。今でこそ大好きな小豆だけれど、小さいときは食べるのが億劫で、母や祖母をてこずらせたらしい・・・・・今では甘くても、甘くなくても小豆は大好物だけれど時間はは人を変えるのだ!・・・・嗜好は小さいときのものに戻るという。若いときには食べたいと思わないものでも年とともに小さいころの嗜好が妙に懐かしくなってくると言う。不思議・・・
小豆は、特に女性に良いといわれている。冷え性の人や貧血の人は食べるといい食材。昔から商いの相場にも流通する赤いダイアモンド。
海外では何故かあまり食べられないけれど毎回イギリスの人に食べてもらいたいなと思う食材の一つでもある。大きなスーパーや、ポッシュな食材を扱うお店で見かけることはあるけれど料理研究家がこれを扱った本は見たことがない。白玉団子に載せて抹茶アイスクリームと食べさせたら一体どんな感想を持つのかしらと、楽しみでもある。日本のお菓子は何にでも甘い小豆をくわえて、大好きという事は知っている。けれど、彼らに其の文化はない。
ともあれ、この小豆粥は体を温めてくれるし気持ちまで優しくなれる、小正月でなくても寒い夜には、食べたい一品。そして、玄米で作った小豆粥はもっと素敵。玄米小豆粥・・・・おなかに優しくて美味しい。
箸休めには、母の手作り山椒の佃煮。・・・醤油だけで煮詰めた手間隙かけた一品である。春の行事の一つでもあるけれど高齢の母に変わって、今年は自分で作る予定・・・・
お汁粉のときの箸休めにもぴったり・・
これはイギリスの人がほとんど毎朝食べるポッリッジと言うもの。オーツ麦で作られている。私はこれも大好き。ミルクとお水でゆっくりを煮る。ちょっと面倒な作業を朝から・・・と思ったけれど、出来上がったポリッジを食べればそんなことはちょっとも気にならないくらいおなかに優しくて美味しい。そしてエネルギーにゆっくりと変わってくれるので、イギリスの子供たちの朝食に最も好まれる。
オーツ麦は日本人には馴染みがないかもしれないけれど私はやっぱり米よりこちらのほうが好き。蜂蜜や、ブラウンシュガー、ミルクやシナモンを出来上がったポリッジにかけて食す。これが、イギリス風。ぞれぞれの好みと嗜好で決まりはない。離乳食や老人食にもなるポリッジ・・早くまた、食べたい!
こちらはおなかを休めたいときに食べたポリッジ・・・八分粥くらいにとろとろ・・・
小豆粥も、ポリッジも、どちらも熱々を食べたら少しくらいの風邪なら吹き飛んで行ってしまう。心も体も温かくなる、優しい一品。
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