ついこの間、子供時代をすごし、登校拒否になりながら母を困らせて学校へ行っていたのに、、、ついこの間、就職をしてストレスと戦いながら早く辞めたい一心で結婚に逃げて・・・一人娘を授かって・・・・全神経を注いで子育てを楽しみ・・・あっという間に其の子供も成人してしまった。
元気で働き者だった母もすっかり老いて、今では歩く事も、ゆっくりゆっくり。
時間の流れとはかくも、残酷で容赦はない。それが世の常といえばそれまで。
短い一生なのだとつくづく感じる。
大好きなお菓子つくりも、自分のためには・・・どうしようかと思いつつ、娘が旅行のお土産に、レッドベルベットケーキのケーキミックスを買ってきたのを思い出して・・・・こういうものは普段使わないけれども、自分のための手抜きケーキにはぴったり。
レッドベルベットケーキはニューヨークのウォルドルフ、アストリアホテルのシグネチャーケーキ。真っ赤なスポンジケーキは最初は誰もがびっくりするくらい赤い。
ニューヨーク暮らしをしていた事(過去形)を、唯一自慢の知人がいたっけ。レッドベルベットケーキをごちそうしたら、「こういう、田舎臭いケーキはソフスティケイティドなニューヨークの人は食べないし、見たこともないわぁ」と、のたもうた。え?これって、ニューヨークがオリジナルなんですけど・・・?何十年住んでいたか知らないけれど、二言目にはニューヨークではどうだ、ああだと彼女といて、ニューヨーク暮らしを自慢されない事はない。11thストリートの、有名なケーキショップ”Veniero`s"も知らなかったっけそういえば。どうでもいいけど、こういう人にはなりたくないお手本。
ケーキの話に戻って・・・さすがアメリカ、色の濃さは半端が無い。けれども其の色がとっても素敵。クリスマスや結婚式など赤い色を好むオケージョンで使われる。そして、何よりクリームチーズとバターで作るアイシングと絶妙なコンビなのだ。私はここにクレムフレッシュを足す。クレムフレッシュについては後ほど。
1箱使うとかなりの生地が出来てスポンジケーキ一台分のほかにカップケーキ6個も出来てしまった。やれやれ。
たっぷりアイシングをぬって・・・(きゃ~凄いカロリーだ。でも、誕生日だ!気にしないで食べよう!)チョコレートでメッセージを書くも、アイシングティップが壊れてしまって酔っ払った文字になちゃった。ま、いいか、自分のケーキだし。中央に其のカップケーキ一つを載せる・・・・ロンドンで買ってきたシュガーフラワーと色つき砂糖を載せて・・・
グレイティドチョコレート(削りチョコ)をサイドにくっつけてみた。赤い生地は白いチーズアイシングをつけると、ピンクになってきてしまう。それはそれで綺麗だけれどあえて、高カロリーケーキにしてみた。高カロリーイコール美味しい!
お誕生日おめでとうTo myself!!
沢山出来たレッドベルベットのスポンジ・・・綺麗にお化粧するほどアイシングがもう無い・・・ので、パイナップルのシロップ煮があったことを思い出して、
イギリスの人がよく食べる、イートンメスというデザートを作ってみた。本来パイナップルではなくイチゴを使う。でも、この組み合わせも悪くない。と勝手に自分で決めて。簡単で見た目もちょっと豪華。
スプーンを持って"Let`s diggin!!!"
いただくときはチョコレートも振りかけて・・・
ガラスのボウルにクランブルになったスポンジをつめて、クリームやカスタードをのせて、フルーツ(イチゴが本来、でも、イギリスでは夏のベリー類もよく使います)を加えるもの。メレンゲ(卵白をあわ立てて低温で焼いたお菓子)を砕いて載せたり、(夏に多いデザート)と、いくらでも組み合わせはあるデザートです。
ミックスケーキボックス・・・か・・・でも、楽しめました。食べる事より作ることが好きな私にとっては、またまた楽しいケーキ作りの経験でした。好きなことを誕生日にする・・・幸せですよね。
0 件のコメント:
コメントを投稿