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2013年10月8日火曜日

今年もできました。栗の渋皮煮

店先に栗が並ぶと、どうしても買って作りたくなる、この栗の渋皮煮は、忘れたくないレシピ。
渋皮煮を飾って。

亡くなった母は毎年秋になると手間暇かけて本当においしい柔らかな甘い渋皮煮を作った。
母が元気で作ってくれることをいいことに、甘えて自分で作らず、いつか作ろう、と思いながら、本当に母が病気になってキッチンに立てなくなってしまってから、作り出した。それでもありがたいことに母がまだ存命していた三年前の秋に、よくよく教えてもらって作ったのが最初。

出来上がりは、見た目はすっかり渋皮煮だったけれど味は全く別物だった。それでも、母は上手にできたと、喜んで食べてくれた。その秋に、入院しそのまま・・・・・

昨年は母を失くしてすぐの秋で、つらくて作ることが憚られたのだけれど、もう、本当にこれで栗が最後という、時期になってあの母の味を忘れたくない、という一心で、作った。

そして今年。また、栗が店先に・・・・
熱湯にした鍋に入れた栗はそのまま火から外して、鍋に一晩漬けておきます。

昨年作った渋皮煮がそのままそっくり保存されていて、それでも見るとまた作ってしまう。

もう少し煮詰めます。

今年は昨年よりもまた少し上手になったかしら・・・など度思いながら、時間のかかる作業を終え、仏壇にもあげて、朝食に頂きました。

ペーストも味見を兼ねて。コーヒーととてもよく合うので、朝食に。

クリームの盛り方が、まだ、修行不足です。

昨年の栗を今回ペーストにして、モンブランも作ってみました。モンブランは母の大好物でした。お店でケーキを買うと言えば、必ずモンブランを注文していた母。そんなことも思いながら、ペーストにした栗を、刻んだ渋皮煮を入れたマフィンに乗せて、最高においしい自家製モンブランができました。
栗のシロップも加えてマフィンを焼いたら・・・・・・

美味しい栗がたくさん入っています。クリームも栗。

もちろん栗ご飯も作りました。これは娘のお弁当。
この使い方(ペースト)にすると、栗もあっという間に終わるので今年はもう一回作ってペーストを、たくさん作っておきましょう。

2013年10月1日火曜日

自家製デミグラスソース

今年は秋の訪れが、少し遅いような・・・・・・
それでも、朝晩はひんやり空気が漂い始めました。そうなると暖かい食べ物が恋しくなります。

ハヤシライスが食べたい!という、家族のリクエストに応え、自家製デミグラスソースを作りました。
デミグラスは、子牛の骨付きすね肉を煮込んで作るものですが、ここでは牛の骨付き肉は簡単に手に入らないので、鳥の手羽肉を代用にして作りました。
じっくり煮込まないといけませんので時間のかかる作業ですが、仕上がりの美味しさを知れば市販のルーを使って作るハヤシライスはもう、食べられません!
豚ハヤシ。玉ねぎと豚薄切り肉を大蒜オイルで炒めそこにデミグラソースを加えた簡単ハヤシ。バスマチライスがよく合いますのでお試しを。

玉ねぎ・・・・・・・・・・・・大一つ
鶏の手羽肉・・・・・・・・5~6本
人参・・・・・・・・・・・・・・1本
セロリ・・・・・・・・・・・・・1本
赤ワイン・・・・・・・・・・・1/2本
トマト・・・・・・・・・・・・・・5~6個
月桂樹の葉・・・・・・・・・2~3枚
生姜の皮・・・・・・・・・・・1片分
オニオンチャツネ・・・・・大匙2(これは我が家の常備調味料、無ければ省略で)
ケチャップ・・・・・・・・・・・好みで
ウスターソース・・・・・・・好みで
塩。胡椒
小麦粉・・・・・・・・・・・・・大匙2
バター・・・・・・・・・・・・・・大匙3

が、大まかな材料。いつも適当な量で作りますので、一応参考に。

バターと小麦粉を厚手の鍋でしっかり炒めるとろから始めます。この作業は時間がかかります。というのも小麦粉が焦げないけれど茶色く色づくまで根気よく炒めます。キャラメル色になってトロットしてきましたら、鶏肉、トマトを除く、大きめに切った野菜をいれて、バター小麦となじませます。水を野菜がかぶるくらい加え、ベイリーフも入れて、野菜が軟らかになるまでじっくり煮ます。灰汁が出たらとります。
煮込み開始。無農薬人参だったら、皮ごと調理します。

トマトと赤ワインを加えたところです。まだ骨付き鶏肉も煮込まれています。
野菜が柔らかになったら、皮をむいたトマト、赤ワインを加えます。さらに煮込んでください。野菜がほぼ崩れるくらい柔らかくなったら。鶏肉と、月桂樹の葉を取出し、ハンドミキサーか、ミキサーで、野菜を鍋の中でピュレーにします。塩、胡椒、好みで、ケチャップや、ウスターソースなどで隠し味を加えしあげます。
肉と、ベイリーフを取り出したら、ミキサーで、ピューレにします。
早速手作りハンバーグと一緒に。人参はグラッセに、インゲン、シメジはさっとゆでておきます。最後の5分オーブンにいっしょに入れてハンバーグと焼きます。
デミグラソースに込みハンバーグ。ハンバーグは両面をさっと焼いたらソースを加えてそのまま180度のオーブンに入れて20分焼きました。
 
ハンバーグとデミグラスソースは黄金の組み合わせ。手間はかかりますが、この美味しさにはかないません。
残ったハンバーグは翌日ハンバーガーに!!

ファストフードのハンバーガーはいただいたことがありませんが手作りなら美味しいですね。

マシュルーム、玉ねぎ、チーズ入りのオムレツにソースをかければ立派な主菜になります。
たくさん作ってこのソースは冷凍保存もできます。時間のある時にたくさん作っておけば、重宝。
美味しく簡単に夕食が作れます。

最後は残りのデミグラスソースに、ちょっとずるをして市販のカレールーを足した、デミグラカレー。

コクのある家族のコメントによればレストランのカレーのようだ!(笑)とのことでした。
こんなスローライフで、今後の厳しい日本を乗り切らないと・・・・やれやれ。

あ、もちろん、煮込んだ後の鶏肉は骨からしっかりはずして、玉ねぎのタートに加えました!
キーシに似た、卵料理。玉ねぎ、むしった鶏肉、焼いて皮をむいた赤ピーマンなどを加えて。