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2016年3月20日日曜日

またまた長い間休んでしまいました

今日は春分の日。え!ということはまたずいぶん長い間更新していなかったのね。なかなか日常の生活の一部にブログの更新を組み入れるのは難しいのです。が、数年前、母がここに、怪我と病気療養で一緒に住んでいたときは、毎日、家で母の世話をしながら介護の息抜き気休めにと、母に食べさせた料理をアップして、自分の癒しにして、ブログ更新をよくしていた気がします。反省ですね・・・
友人を招いてティパーティを行いました
今年になって、また、自己啓発にと、紅茶の勉強を始めてみました。紅茶コーディネーターという一応、資格が取れるらしい上、イギリスにも縁があり、紅茶の文化に直接触れられる、ありがたい環境にあるのですから勉強をしない手はありません。この、紅茶コーディネーターの講座は数年前、母がここにいた時に学んだナチュラルフードコーディネーター認定講座に続くもので、同じ学院のカリキュラムでもあります。

ティータイムと言えばスコーンとショートブレッド。
紅茶・・・時々入れて飲むことはありましたが、学ぶととても奥が深くて、驚きでした。イギリスで日常的に楽しまれている・・・と思われている、イングリッシュアフタヌーンティーについても、おこがましく申し上げさせていただけば、テキストで取り上げられていることとはだいぶ違っていたりして、それはそれで又面白く、興味深く、日本人にとってのイギリスのイメージでとらえられているなぁ。とも、感じましたし、、、、と、いうことは、やはり異文化を違うナショナリティの人々に伝えるのは、ただならない、易しくはない。・・・ということをも再認識したのであります。

さて、この講座、ティーフードの勉強もあります。紅茶に合わせるお菓子や、料理のことでここのカテゴリーに関しては長年の自己流ではあっても、経験がずいぶん役に立ちました。
美味しそうに高く焼きやがったスコーン。クロテッドクリームが一般的ですが今回は自家製レモンカードを添えます。

バターの風味がたっぷり。ショートブレッドはミルクティといただくと美味しさ倍増
ティータイムに欠かせない食べ物の一つサンドイッチ。スモークサーモンのサンドイッチにはクレムフレッシュにホースラディッシュと花わさびの根を下ろしたものを加えたものをパンに塗ります。卵サンドには、グリーンチリのピクルスを刻んだものを混ぜました。
イギリスで紅茶の友としてたのしまれている・・・と思われている様々ないわゆるアフタヌーンティの食べ物は今では、高級なホテルや、少しお高めのカフェにでも行かないとなかなか体験できないものですし、これもテキストにあるようにイギリス人はそんな豊かな午後を過ごしていると思われているようです・・・が、実際は、ティータイムはお店で買ってきたビスケットや、チョコレートを缶やジャーに放り込んでおいて、電気ポットでお湯を沸かしてティバックをカップに放り込んで、、、、という、簡潔で情緒のあまりないものがほとんど。あげくに、紅茶を飲むよりはコーヒーやカフェオレ、ラテなどが好まれているのが現実です。
日本でも今は午後のお茶を缶コーヒーやペットボトルで済ませるのと同じですね。

忙しい生活、仕事に追われて休む間もない。これは世界共通の、流れなのでしょうか。悲しいですね。
お金を取るために、人間は何か忘れてきているような気がしてなりません。
ティーフードとして紹介されていたキーシュ、イギリスではあまり一般的ではありませんが課題ですので焼きました。

これは紅茶のアールグレイの茶葉を混ぜ込んで焼き、イングリッシュマーマレードのアイシングをたっぷりとかけたケーキです。紅茶は、もちろんアールグレイのお茶がよく合います。ミルクティにしても相性がとても良いのです。
イギリスのティータイムには欠かせないカップケーキも用意しました。ピンクのアイシングを乗せて少し春らしく。

イギリスのトライフルというデザートもティーフードとして紹介されていました。あまり現地ではティータイムにはいただかないものですが、これも課題でしたので用意しました。
だからこそ、いつも私のブログで言うスローライフ・・・もう少しスローダウンして、時々心が喜ぶことを楽しむ時間。そういうものが持てるようになれば良いなと思うのです。この、紅茶の勉強を通し、長年携わっている日本の茶道と同じ精神性や価値観、また、本来あるべき人としての暮らしの中にあるはずの豊かさを再認識しました。
バターの風味のあるお菓子にはミルクティが合うということを講座を通して体験いたしました。ミルクの選び方にポイントがあるのです。
おかげさまで認定試験にもパスして、晴れて紅茶コーディネーター認定の資格を頂戴できました。今後は日本の茶道、イギリスのアフタヌーンティに見るイギリスの思いなどを生活の中にちょっぴり取り入れて、こんなに忙しい現代だからこそ天邪鬼的にゆっくりスローライフで老後生活の始まりを楽しみながら生きて行ければと、思った次第です。