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2014年1月10日金曜日

新年の景色

今年もこのブログを読んでくださった方にとってよい年になりますように。
素晴らしい日の出でした。自然の偉大さに感動。
日の出の時間を待って、車でほどなく上った山の中腹からきれいな初日の出を見ることができました。
田舎の誰も知らない道の途中。私が見つけた初日の出スポットです。地平線からの日の出ではないけれど、そこはご愛嬌。

時間とは目には見えず、音もなく、匂いも触ることもできず、確かに在るはず。でも、時間とはいったい何なのでしょう。静かに確実に、命が少しずつ終わりに必ずいつかはわからなくても、近づいていることだけが、時間の流れを確かに教えてくれることなのだ・・・と、新年早々、ひしひし思う。

何故なら、本当に全くもって2013年の時間が今までのどの年よりも早く過ぎ去ってしまったから。その前の年が、重大な出来事があって人生の中で一番忙しかったにもかかわらず、その年よりも過去のどの年より、昨年は早く終わった。

お正月準備も、二年ぶりで腰を上げるまでが大変だった。それでも・・・・

大好きな花を活け、母の遺してくれた掛軸を床の間にかけ、ささやかにお祝いの雰囲気を作り年神様に、お越しいただけるよう、整えた。
大王松、赤芽柳、千両、水仙、八重チューリップ、そして白木で、

笑う門には福が来ますよ。皆様笑いの一年でありますように。
年神様をお迎えする・・・素敵な日本の重要な行事です。

小さなお供え餅も飾りました。
日本ならではの、文化。だからこそ、私が子供のころに祖父母が、神棚を整えお飾りを作ったり、家族総出でお餅つきをしたり…そういった伝えなくてはいけない準備が省略されていくことを、文句を言わない人がいないことをいいことに、楽な方向へ変わっていく自国の、自分の家の文化を少しの罪悪感を感じながらも、ずいぶん手抜きで、昔の人々の苦労を思うことも、想像することさえできなくなっていく。それが、良いか悪いかは別にしても、昔とは確実に違ってきてしまった。それでも、新年の新たな思いとか、気持ちはある。静かに、ささやかに、頑張りすぎずに頑張っていくこと…体に聞きながら。それが今年の願い。

平均寿命が今のように長くなく、50歳を過ぎたらおまけの人生と、言われていた時代を思い、もうその年になっていることをしっかり受け止めて、若いときにできなかったやりたいことを少しだけやっていきたい。

そんないろいろな思いを巡らしながら、家族でゆっくりお正月を過ごせるありがたさに感謝し、食事がたくさん頂ける環境を家族で感謝し、足ることを知る。ということも、改めて心に刻みました。
酢でしめた鯛で手毬寿司にしました。

家族のリクエスト、オードブルは、毎度のサーモンのハーブクリームチーズ包み、ハムのパプリカ包み、そして我が家の定番干し柿バター。

世界遺産に登録された富士山の絵で、デザインしたシュガーペーストで包み、畑で取れた人参を使ったキャロットケーキ。そして親戚からと説いたキウイフルーツと、おめでたい意味のある石榴。

さて、ささやかなおせちを、できるだけ手作りしました。今年も、もう、時間がどんどん走って行ってます。

きんとん、ごまめ、紅白なます、酢蓮、伊達巻、金柑の甘露煮。自家製です。
家族の好物、きんぴらごぼう、野菜の煮物。これも手作り。

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