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2011年1月10日月曜日

成人の日

誰が言い出したのか、この、年始まってすぐの国民の祝日が何故か第二月曜と決められて以来、成人の日はいつも不定期。昔のように日にちで決めておいて欲しかった。海の日、体育の日然り・・・・・

娘の成人式は4年前・・・・わが身の事となれば30年前!!!恐ろしい。

私が何十年も前に着た晴れ着を着たいと言い出したわが子。父をなくして以来、女手一つで私を育ててくれた母。女の働きで晴れ着はさぞかし大変だったことだろう。けれど、私が高校生になったころから少しずつ一式をそろえ始めてくれた。一度に大金は払えないからと・・・・・この着物・・・お茶やお花を其のころ一生懸命やっていた私にとっては何度も袖を通した体に馴染みきった着物。もちろん結婚式の御呼ばれにも何度着たことか・・・・・・

素晴らしい晴れ着を作ってもらって私は果報者。そしてこんどは娘がそれを着たいと、言いだした。私よりもはるかに大きく成長した娘に、着丈も、身丈も、全てがきつい。母が呉服屋に頼み込み洗い張りから、仕立て直しに至るまで。30年以上も前の着物がまた、息を吹き返した。このころの正絹生地は全て国内産。今のように海外絹製品とはまったく質が違うと、呉服屋にたいそう褒められた。

帯も其の当時の物。黒地の帯なんていまどき見たことない。けれど美しく締めてもらってため息・・・・


すっかり、生き返ってまた、日の目を見た思いいれの沢山詰まった晴れ着。日本のいいものは何十年、何百年経っても、変わりがないのだ。
私の着古しを喜んで着てくれた果報者の娘にも、感謝。いまどきの若い子はきっと思うだろう・・・あたらしいものじゃなくちゃ嫌!其の日に着るだけなのに親は大変です。


 この生花の髪飾り。私が娘のために作りました。彼女の雰囲気に合わせて、ピンクのカサブランカ、真っ白なカスミソウ・・・・とっても似合ってました。

私も久しぶりに紋付色無地を着て、祝儀用袋帯締めてみました。
娘の身丈に合わせられたこの着物。彼女曰く。早く誰か結婚式しないかな。と、また晴れ着に、身を包むことを心待ちにしているようです。

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