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2011年1月13日木曜日

甘酒

正直・・・この匂いが子供のころから苦手だった。祖母が粕漬けの魚を焼くたびに家の隅の部屋に、うずくまり、臭いよぅ、臭いよぅ!と、泣いたそうで・・・・

嫁いだ先の義母もよく焼いてくれたっけ・・・其の匂いの強烈さは子供時のそれより、気持ちをへこませた。

ただ、今になって、この日本食文化の一つの宝ともいえる酒かすのパワーに改めて感動。

更年期も重なってこの栄養豊富な発酵食品を食べてみようかなという気持ちになった。食べるというより・・・そうだ、甘酒・・・寒いときの、代表優秀選手!

お酒に関しては、まったく、知識がない。けれど先日店で見かけた、この、”八海山”って、どこかで聞いたことがあったな。そういえば・・・・


私の母も冬によく飲んでいたっけ。甘酒。田舎風でまったり濃くて、どろどろ。甘くてちょっといただけなかった。
いつもお湯で薄めてもらって・・・でも、成長するにつれて少しずつこの”寒”に飲む美味しさがわかってきて、久しぶりに飲んでみたくなったというわけ。
大振りの湯飲み茶碗に、たっぷり淹れて・・・・


むかし、務めていたところで冬になるとお客様用に毎朝、甘酒を作るのが仕事の一つだった事なども思い出しながら・・・・ストーブの上で大きな鍋にたっぷり作る甘酒。事務所の中一杯に、甘酒の匂い・・・

久しぶりの熱い一杯は、寒い寒い日の、なかなかいい連れ合いになっていた。この気持ちの変化・・・・・人は変わるのだ!

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