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2012年1月3日火曜日

退院、正月準備、大晦日。さよなら2011年。


30日に退院許可をもらい、晴れて病院通いとも、しばし、おさらばです。腰を据えて正月準備ができるのがたった一日。新年を迎えるのは大変ではありました。でも、家族そろって考えてみれば初めて迎えたお正月。
農家の方々による杵つき餅をひと臼分今年は購入。
田舎ならではの杵つき餅を農家の方が作って販売してくださいます。切ってくださるのですが、その大きいことと言ったら。
お供え餅はお店のものでごめんなさい!
実家の母は長年独り暮らし。でありました。大晦日に年取りに来るように誘ってもなかなかここへきて、新年を一緒に迎えることがありませんでした。自立もしていたし、元日の夕方になって、やっと来てそして、一晩泊まってすぐに帰ってしまう。そんなにお客にくるのが嫌だった母も、今回ばかりはどうすることもできず、30日に退院して来てしばらく居候の身。リハビリも兼ねて大晦日、正月用の、きんぴらごぼうを刻んでもらいました。椅子に座りテーブルの上で硬い牛蒡を切るのはなかなか大変そうではありましたが母ならではの少し太めのごぼうはおいしいきんぴらになりました。


けんちんの具材、さといも、だいこん、にんじん、も、母が切りました。



時間がない中であってもできるだけ手作りをしたい私。娘の好きな田作り、母の好きな栗きんとん。そして私の好きな伊達巻は、頑張って作りました。
栗の渋皮煮を使い、さつまいもをオーブンでじっくり焼いたもので和えました。
最後に胡麻をまぶすのですが、来年は刻んだアーモンドにしてみようと思います。
手作り伊達巻。焼き立て熱々、まきすに巻いてしっかり冷まします。
そして、野菜のお煮しめ。大根、ニンジン、ごぼう、鶏肉、蓮、さといも、干しシイタケ。みんなの好物です。こんにゃくに、さつまあげ。たくさんの具材。で、おいしくなりました。



そして、玄関とダイニングテーブルにはもちろん正月の花を。
花はいいものです。忙しくても花に触れていると本当に癒されます。
今年は黄色の千両を使いました。
母の寝室になっている和室の床の間には難を転ずる、意味合いの南天を、庭からとってきて挿しました。


掛け軸には母の師匠だった方からの贈り物。鶴と、梅でめでたい、めでたい。
母の入院中は毎日病院通い。大晦日一日で正月準備はなかなか大変ではあったけれども、できる限りのことを腕まくりで頑張った。この二つの吟醸酒を楽しみに。

そして、大晦日の夕食は私が子供だった頃母がしてくれたように、できたてのきんぴらと、野菜のお煮しめ、鮪の刺身をいただきながらおいしいお酒をちょっぴり。炊き立ての新米と、けんちん汁。これが田舎風大晦日の夕食です。
少し太めですがおいしいきんぴらさん。
炊き立てお煮しめ。

炊き立て新米とけんちん汁、新巻き鮭の焼き物。
日本酒デビューは、実は初めて。吟醸酒、大吟醸を知って以来、人生がまた楽しくなりそうです。今年は頑張った私、このくらいの楽しみはいいですよね?
骨董すりガラスのグラスで。
実はかなり疲れてしまって、元日から体がいうことを聞かなかったけれど、何とか正月らしいしつらえも終わりました。

大好きな作家、塩野七海先生の著書にあった、天狗舞。石川県の吟醸酒です。

新しい年は少しは平和で安泰な生活をと、願っていますが、本当にまだ、どうなることか不安のほうが大きい新年の幕開けでしたが、カウントダウンを娘とした後はこの大吟醸で乾杯をしました。

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