久しぶりの長時間の会の後で、母もお疲れ気味。自宅に戻ってさっそく、お抹茶を点てて、おいしくいただきました。日本文化って本当に素敵。
私は好物のきみしぐれ、ちょっと欲張って大福茶。 |
さてさて、春の足音が目には見えてきました。寒い寒い、と言いながら冬はもう終わりに近づき、、、、こういうお惣菜を知っている方はどのくらいいるのか…これはメジャーなのかそれともローカルなのか・・・・”たくあんの油いため”
私が子供のころ、おばあちゃんがよく作ってくれました。秋にたくさん取れた大根を大きな樽で自家製たくあんを漬けるのです。白菜の漬物もしかり。大きな樽にたくさんつけたたくあんが、一冬いっぱい、食卓に、またお茶うけにと活躍するのです。
そんなたくあんも、やはり立春の声を聞くころになると、何となく古漬けっぽくなって、味が落ちてきてしまいます。けれども捨てるなどということはもちろんご法度。
味の落ちてしまったたくあんは、手を加えておいしいお惣菜に変身したものです。それがたくあんの油いため。
スライスしたたくあんを水につけて塩抜きをします。それを千切りにして、水を切って油、ゴマ油で、炒めます。鷹の爪を加えることもあったと思います。こんがり、焼き色がつくまで炒めたものに砂糖と醤油で味を漬けます。
この、炒めたたくあん、なかなかおいしい田舎のお惣菜でした。
このお正月に、祖母のたくあん漬けを、上手に受け継いだ叔母が、自家製たくあんをくださいました。母が家にいるからと、たくさんくださったのですが、もう母は歯があまり丈夫ではありません。すっかり、たくあんの存在を忘れ、しまいこんでいましたが、ふと、この炒め物を思い出して、母に作り方を教わりました。おばあちゃんが作ってくれたようなわけにはいきませんが、私流に大蒜しょうゆで、味付けをしました。普通のたくあんでは食べなかった娘も、これには大喜び。白いご飯で食べたい!と、うっとり。もちろん、ごはんのおかずにぴったりな一品です。最後の最後には、これをさらに刻んで、ごはんに混ぜて、簡単なーんちゃってちらし寿司風に、して、最後まで残さずいただきました。春の色桃色のでんぶを飾ればお雛様にもお供えできそうです。
おばさん、ありがとう。
昔の、田舎の農村地帯では、本当に食べ物を大事にして、粗末でもみんな幸せで仲良く暮らしていたのですよね。
こちらは、自家製煮豚のいためもの。豚肉で、紅茶煮を、よく作ります。この煮豚、いろいろ使えて便利なのです。作り方はいたって簡単。紅茶で煮るだけ。私はいろいろなフレーバーで試しています。オレンジシナモンや、ベルガモット、アールグレイ、そこに生姜や、長ネギの青い部分、オレンジの皮、スターアニスなど、自分の好きな組み合わせで煮ます。煮えたらそのまま鍋の中でしっかり覚ましてから取り出してスライスして保存します。サラダやサンドイッチ。チャーハンや炒め物、ハムのようにハムエッグなどにも使えます。これはもやしをゆっくり低温でゆでたものとさっと炒めたもの、味付けは大蒜しょうゆと、砂糖だけ。
ラーメンの上に載せてもおいしいです。
春が近づいてきて春野菜もお店に並び始めました。大好きなアスパラガスが目に留まってさっそく購入。
我が家の常備品。鮭のあらの、ミルクポーチを使い、キーシも、焼けました。これは娘のランチに便利です。キーシは冷凍も可能。
日本ではあまりなじみがないキーシですが、栄養たっぷりだし、おなかもちもよい、そしていろいろな組み合わせの作れる楽しい一品です。
テイクアウトでカフェなどで買おうとすれば結構いい値段。家で作れば簡単でしかもおいしい。おまけに・・・多分・・・・ちょっと・・・おしゃれ!?
高齢の母も大好きなキーシでした。