本当にこの時間の流れの速さに気持ちが一緒に流されてしまいそうなくらい忙しい。忙しいというよりも自分の時間をどれだけ母のために使わされているかということだ。
二月の最終日は今季初の大雪。春も、近いせいか重たい雪。
翌日が母の病院の日なので、玄関の先の足元が凍りでもしたらと、雪かきを試みる。全身を使う結構な大仕事。重い雪を遠くまで運べないので表に積み重ねた。雪かきをしているうちに、そうだ、雪だるま。。。。作ろう!と、久々に童心になって、まだ、霙の降る中びしょ濡れになって汗もかきながら、雪だるまならぬ、雪ふうちゃん(我が家の王子様の名前)を作った。ジャガイモで目と口。ローズマリーでひげを作り、なかなかの傑作。ストレス発散には、なかなか良い雪との戯れ。
一人で自我自賛して、家の中から当のふうちゃんもややや、何やつ!くせもの!と、突然現れた雪の塊を見たか見なかったかはわかないが、窓辺で、にゃにゃにゃにゃ・・・と。
さてさて。こんなにストレスを感じている私のことなど知ってか知らずか、女手一つで育ててくれた母への恩返しと一生懸命になりすぎているのかもしれない私の気持ちなど、当の本人は、どこ吹く風・・・・・
私の時間を拘束することに関してあまり感じていない様子。
それをいちいち咎めてもしょうがないと結局自分が我慢してただひたすら毎日母の世話。
一日三度の食事の世話は、いくら手抜きでいいからと言われてもそういう問題ではないということを姑仕えも、実の母親の世話もやったことのない母には理解はできまい。
病院通いも、私の運転で。そして母の家の猫の世話も私。
車で全く逆方向の病院と母の家。雪が降っても、外で待っている猫を思うと行かないわけにはいかない。
そういったもろもろのストレスが少しずつ自分の中に蓄積されているのが最近分かってきている。どうやってこのもやもやを解消しようか、結局料理とお菓子つくりになってしまうのだ。
大雪の後は出かけられないので仕方なく林檎のクランブルタートがおかげで焼けました。
毎日スーパーへ出かけてはいらないものまで買い込んでいる自分。何かしら衝動買いをしないと気が収まらないのだ。
そうこうして、二月の最後に大雪が降って、老衰でもう先の長くないと思われていた母の家の猫がなくなってそれが一気に、起爆剤になって母にかみついてしまった。
おまけに外暮らしの猫だったため毎日私がいけないのをいいことに野生の狸、(と思われる)に、食い荒らされ、見るも無残な屍骸をかたずける羽目になり、何でこんなことをしないといけないの!うんざり!と、抗議するも母も無言を決め込み、ごめんね。と一言だけ。
あ~~、嫌になる!
日にちはくしくも雛祭りの日。
気持ちを奮い立たせて何とか手毬寿司を作りました。
こんなことのあった後でも、母は何も感じないのかしっかりと平らげて・・・・こんなにも図々しい性格だったのね・・・・と、感心。
まあ、食べられるうちは健康なことだから結構ですが。
三種類の手毬寿司。
しめさばのゆずこしょうのせ、
ゆでエビとルコラペースト、飾りでんぶ。
それから、生ハムとやはりルコラ。
なんだか頭がぼ~っとして、思うように作れない夕食でしたが、すしはいつでも手創りが一番おいしいものです。
もっと、いろいろ作りたかった雛祭りではありますが、気持ちが落ち込んでしまって、このお寿司と菜の花の辛し和え。
そして、ハマグリではなくあさりの味噌汁。
ともあれ、雛祭りも終了。今年も一年厄を落とせますようにお守りください。
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